オービスと取り締まりデータ(KML形式)をゴリラ・ナビへ登録
折角あるのですから活用しないと。。。って事でカーナビ(ゴリラ)にオービスと取り締まりの場所を記録させようと思います。
基本的に有志の方々が行っている方法を試すだけです。
1.まずはオービスと取り締まりのデータを入手します。
ネットで検索するとオービスガイド「ttp://www11.plala.or.jp/sp1/index.html」と言うアドレスが出てきますが、今はファイルがありません。(2014/9現在)
と言う事でGoogleMapなどで公開されているKML形式のファイルを使用します。
オービスデータは「物見 -monomi-」からゴリラ用オービスデータがありますので、DLして解凍するだけで使用する事ができます。
取り締まりデータは「Enavi Blog いいナビ ブログ」から使用しました。
こちらのkml1.zip~kml7.zipをDL後、解凍して「取り締まりデータ」を保存しておきます。
※「オービスデータ」は使用しません。
2.次にKML形式をゴリラで認識できるPOI形式に変換するため、まず「GPS Visualizer」へアクセスしてKML形式をCSV形式に変換します。
GPS Visualizerの「Convert a GPS file to plain text or GPX」画面で「output format」を「Plain text」に、「Plain text delimiter」を「comma」に変更します。
「Upload your file here:」の参照ボタンを押下して、「取り締まりデータ」を指定します。
最後に「Convert」を押してCSV形式に変換します。
これを「取り締まりデータ」ファイル毎に行います。
3.KML形式が世界測地系の十進法度単位、ゴリラは日本測地系の度分秒が使用されていますので変換する必要があります。
変換するためのExcelワークシートを今回作成しました。「KMLtoPOINT.zip」をDLして解凍してください。
さらにPOI形式に変換するExcelのワークシートを「Enavi Blog いいナビ ブログ」からcsv2poi.zipをDLして解凍します。
3.1.まず2.で作成したCSVファイルを「KMLtoPOINT.xls」の「KML変換後」シートのピンク色セルにコピーします。
そうすると水色セルに度分秒に変換した緯度経度が表示されますので、それをテキストファイルにコピーします。そのテキストファイルのファイル名を「英文字.in」に変更します。
3.1.1.kml5の北海道一般道路取締.kmlで2件「指定された座標は海域のため、変換できませんでした。」と日本測地系に変換できないポイントがあります。
地点「山越郡長万部町大浜」は経度を小数点第4以下、地点「富良野市学田三区」は緯度を小数点第3以下を削除すると変換できるようになりますが、位置は移動します。
3.2.WEBブラウザで「Web版 TKY2JGD」を開きます。
左側「入力値」で「一括計算」タブをクリックし、「世界測地系→日本測地系」「緯度・経度 → 緯度・経度」に設定し、先程作成したファイルを入力ファイルとして選択します。
「入力値を出力する」のチェックを外して、「計算実行」ボタンを押下すると変換結果がファイルとなって出力されますので、保存します。
3.3.Excelに戻って、「ファイル」→「開く」で3.2.で出力されたファイルを指定します。拡張子が「.out」なので、一覧には表示されません。フォルダを指定した後、ファイル名を直接入力して開きます。
「テキスト ファイル ウィザード」が始まりますので、1/3はそのまま「次へ」。2/3で区切り文字の「スペース」にチェックを入れて「次へ」。3/3で「完了」を押すとファイルが開かれます。
3.4.ヘッダ部分(#で始まる行)を除いて、数字部分のみコピーして、「KMLtoPOINT.xls」の「日本測地系」シートのピンク色セルに貼り付けます。
3.5.「KMLtoPOINT.xls」の「出力シート」シートの黄色セルにコピーします。「nb 位置、lon J経度、lat J経度」はまとめて矩形コピーしてもOKです。「sys 名称」だけは単独でコピーしてください。
3.6.csv2poi.zipを解凍して出来た「b取り締り変換シート(進入角非対応).xls」に貼り付けます。
この時、注意が2点あります。
変換しているKMLに合わせて、「高速道路取り締り」「有料道路取り締り」「一般道路取り締り」シートを替えます。
次に貼り付ける時、「形式を選択して貼り付け」で「値」を貼り付けます。
3.7.「b取り締り変換シート(進入角非対応).xls」の水色セルをテキストファイルにコピーして、出来上がりです。
この時、ファイルはSHIFT JIS形式のテキストファイル。拡張子は「.poi」にします。
詳細はcsv2poi.zip内のreadmeファイルを確認してください。
3.7.KMLファイル分、変換すると高速・有料・一般道路取り締まりデータが出来上がります。
4.これで登録するデータが揃いましたので、次にゴリラ・ナビ本体に登録します。
SDカードから登録するので、4G以上のSDカードが必須です。
SDカードに「DRIVE」フォルダを作成し、DRIVEフォルダに作成したPOIファイルをコピーします。
ゴリラ・ナビにSDカードを挿入し、電源を入れて「情報」→「SD地点取込」を選択し、登録するファイルを指定します。
「地点を選択」で「全選択」した後「登録」を押下すると登録が完了します。
詳細は登録するゴリラ・ナビの説明書を確認してください。
2014/9現在で、取り締りデータが1496件、オービスデータが662件登録できました。
場所によっては道路から数m離れてしまう場所もありますが、こちらに記載した手順、使用しているファイルを利用した事によるいかなる損害も一切の責任を負いません。
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