Windows7でReadyBoostを試す
Windows Vistaから追加機能となりましたRadyBoostを試してみました。
ReadyBoostを簡単に説明すると
フラッシュメモリなどの外部メモリを、
ハードディスクドライブのキャッシュとして利用することで、ソフトウェアなどの読み込みを高速化する機能
と言う比較的簡単にパソコンを速くする事ができるんです。
市販品にはReadyBoost対応を謳ったUSBメモリもありますが、今回はSDHCカード+SDカードリーダーで検証しました。以降この組み合わせをUSBメモリと称します。
まずはReadyBoostの設定方法。
立ち上がっているパソコンにUSBメモリを装着します。すると自動再生ウィンドウが表示されるので「システムの高速化」を選択。するとUSBメモリのプロパティが表示されるのでReadyBoostを専用で使用するのか、データ領域と並列で使用するのか設定します。
ここで注意するのがUSBメモリのフォーマット。
FAT32やNTFSなどでは4GB以上を設定する事ができません。exFATでフォーマットしたUSBメモリーでは32GBまでが設定できます。さらに複数のメモリを使用して最大256GBまで設定可能です。(但しVistaでは1つのメモリだけ使用可能で上限4GB)
これだけでReadyBoostが使用可能となりました。ここでも条件があるんですが、転送速度の遅いメモリだとReadyBoost自体が設定できないんですけどね。
そしてストップウォッチ片手にどれかけ速いか検証してみました。使用パソコンはDELL OPTIPLEX780(C2D E8400、Mem4GB)で、電源ONからスタートアップのサウンドが鳴り終わった時にInternetExplorerを起動、ホームページに指定している「http://jp.msn.com/」が表示完了するまで。
厳密な測定ではないので参考程度でお願いします。
ReadyBoost なし |
4GB | 8GB | 16GB | 32GB | |
1回目 | 1:42.71 | 1:13.67 | 1:14.33 | 1:14.92 | 1:19.05 |
2回目 | 1:42.10 | 1:13.67 | 1:14.85 | 1:16.60 | 1:18.04 |
3回目 | 1:42.33 | 1:13.10 | 1:15.01 | 1:17.36 | 1:17.15 |
平均 | 1:42.38 | 1:13.48 | 1:14.73 | 1:16.29 | 1:18.08 |
メモリ量が多ければ多いほど良いって訳では無さそうです。
ちなみに、Microsoftが推奨するのは
- 最小1GBのメモリーカード
- パソコンに搭載しているメモリの少なくとも2倍。可能であれば4倍。
- USB2.0以降をサポートしているメモリ
さらに他の所の情報では
- パソコンに搭載しているメモリが4GB以上搭載していると意味がない
- 複数のUSBメモリを使用した方が速くなる
と言うことを踏まえて余っているUSBメモリやSDカードを使用してReadyBoostしてみるのは良いかもしれませんよね。
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